起きてから、例の公開メモ(http://asaasa.tk/wiki/)に書きながらクロスコンパイル環境の構築の続きを再開しました。
結論から書いてしまうと、TrollTechのサンプルプログラムのビルド・x86のX.org上でのエミュレートまでは行きました。ただ、やり方がちと強引で、今のままでは実機投入できるメモになっていません。というのも、
- (gcc Ver.2.95 以外はビルドできないという注意事項を見ていなかったので) いきなり x86 ビルドしてコンパイルエラーだらけでぶったまげ。
- Debian etch(Debian 4.0候補品で現ステータスはtesting、今回のクロスコンパイル構築対象の環境です)の gcc は Ver.4.04。apt-get で gcc 2.95 (gcc? gcc295?) を導入しようとしましたが該当パッケージなしです
- GNUのサイトから gcc 2.95.3 のソースコードを入手してビルド、しかしgcc4.04はご先祖さんをコンパイルエラーで生成してくれません。
- Debianのバージョンを調べ、woody(Debian 3.0)が2002年頃のバージョンだから、とばかりに source.lst を etch -> woody に差し替え
- apt-get update; apt-get install gcc してみると「最新のバージョンがあります」扱いとなるので、gcc(依存関係でg++も)を remove して、あらためて gcc パッケージをインストール。2.95になった。
- あとはシャープのチュートリアル通りの手順で。
こんな感じでの無理やり導入だったので、不安材料がいくつも。etcで apt-get upgrade しちゃったら gcc は 4.0x で上書きされてしまうでしょう。また、etchが正式リリースされてしまったらwoodyはお役ごめんで ring サーバーから消える恐れがあります(現に、woody より前のバージョンは ring サーバー上にはありませんでした)。
時間切れで、今日はこの辺まででしょうかね。